どうも、おこめの飼い主です。
ごくごく一般的な社会人で、おこめを食わせるために働いています。(半分嘘、半分本気)
おこめと一緒に暮らし始めてかれこれ3年が経過しますが、この犬がいる前の生活と今の生活を比較すると、「おこめ(犬)が居てくれてよかったなー」と思う場面があります。
もちろん、犬は人間じゃないので言うことを聞かなくて面倒だと思ったり、お金が少しかかるという面など、犬を飼う上でデメリットもある点は否定できません。
が、そのデメリットを遥かに上回る大きなメリットがあることを私は身に持って感じています。
是非、犬と一緒に暮らすことを検討されている方がいればこれからお話する内容を参考にしてください。
犬は人間に”癒し”を与えてくれる存在
人として生きていると色んなストレスを受けますよね。
人間関係や、仕事をしている人であればキャリアとか将来についてなどなど。精神面で落ち込むことはよくあることかと思います。
人間はストレスに弱い生き物なので、精神が不安定になって正常な判断ができなくなったり、あるいは顔にニキビができたりして大変です。そんな我々には必然的に”癒し”が必要なんです。
私も平日は仕事で疲れて、家に帰ると無気力になりがちです。クッションに埋もれて動けなくなってしまうということがしばしばあります。ストレスが原因で動きたくなくなってしまう時があります。
しかし、おこめを飼い始めてから少し変わりました。
犬はだらだらしていることを許してくれません。
寝転がっていると「遊べ遊べ」と要求してきたり、ジーっとこっちを見てきたり。何かしらで私に”干渉”してきます。なので、強制的に遊んであげたり、戯れたりします。
そうすると、不思議なんですが自然とストレスから解消された気分になるんですよね。
そのあとは、無気力から少しずつ解放されて、趣味に没頭したり、自己研鑽に励むことができたりしています。
振返ると「どうやら私は日々、おこめによる癒しの恩恵を受けているんだな」と気づかされます。
ただ、犬によって癒されるか否かについては、主観的な感想でしかありません。
なので、根拠となるとなる論文やデータがないかなと調べたところ・・・、
ありました。
犬を飼うことで死亡リスクが下がる!
1人暮らしの人の場合、犬を飼うとペットを飼っていない人に比べて死亡リスクが33%、心血管疾患に関連する死亡のリスクが36%低減する可能性がある。
複数人の家族がいる世帯でも犬の飼い主には恩恵があったが、その度合いは1人暮らしの場合と比べると少ない。こうした犬の飼い主の間での死亡リスクは11%、心血管疾患で死亡する確率は15%低下した。
調査対象:40~80歳のスウェーデン人340万人以上を対象に、12年間にわたり調査。
犬を飼うと死亡リスク低下、1人暮らしで顕著 スウェーデン研究犬を飼うことは心血管疾患や死亡のリスクの低下と関連がある――。そんな研究結果が17日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表された。1人暮らしの人の場合、犬を飼うとペットを飼っていない人に比べて死亡リスクが33%、心血管疾患に関連する死亡のリスクが36%低減する可能性があるという。 - (1/2)
なんと、犬を飼うことによって、孤独や絶望感などを緩和して、心身に良い影響を与えることが研究結果として報告されています。30%を超える効果ってすごい効果だと思います。
この件研究では1人暮らしに対して特に効果があると言っていて、犬が唯一の”他の動物と触れ合うきっかけ”になったり、犬との散歩が肉体的な活動レベルを高めるという理由があげられています。もちろん家族がいる世帯でも恩恵があることがわかっています。
また、こうした「アニマルセラピー研究」は海外では注目されていて(日本ではあまり進んでいないよう・・・。)、研究もたくさんされているようです。
アニマルセラピー効果って?
聞きなれない言葉なので、意味を調べてみました。
アニマルセラピーとは、動物と触れ合わせることでその人に内在するストレスを軽減させたり、あるいは当人に自信を持たせたりといったことを通じて精神的な健康を回復させることができると考えられている。
参照:Wikipedia
「アニマルセラピー」という言葉が存在するように動物と触れ合うことで癒し(セラピー)効果が得られることが社会的にも認められているようです。
犬にフォーカスした「ドッグセラピー」という言葉もあります。
医療従事者が「セラピードッグ」呼ばれる犬をと一緒に、人間が抱えている内在的なストレスの解消や軽減を目的とした活動のことを言うみたいです。
また、調べている中でステキな活動だなと思ったのが、NPO法人の団体で殺処分前の犬を「セラピードッグ」にする活動です。
小さいときにテレビで”殺処分前のワンちゃん達”の映像を見たことがあります。その映像が衝撃的で、大人になった今でも当時の映像が脳裏に焼き付いて記憶に残っています。
犬が活躍できる場が更に増えると良いなと心から思います。
更に、東京農業大学にて”アニマルセラピー学科”(現在はバイオセラピー学科)という教育カリキュラムが用意されるほど、言葉として世間で浸透し始めているようです。
そもそもの歴史的な観点での話
「犬がいると安心する」という意見を聞いたことがあるのですが、これは私も共感できることがあります。
そもそも、“人間と犬は一緒に生き残ってきた仲間”であり、歴史的に切っても切れない関係です。大昔は、動物として生き残るために、人間に足りない役割を犬が補っていたんです。
→【詳しくはこちらの記事】
なので、人間が本能的に犬に対して安心感を得られるのも納得できるような気がします。
【余談】犬は何で人間の目を見るのか
余談ですが、良くおこめは人の目を見ます。
数ある人間の部位の中で、よりにもよってなぜ人間の目を見るんでしょうか。
答えは、「飼い主とコミュニケーションを取るため」です。
なんとなくわかっていましたが、
「言葉が話せない人間の乳児が母親に送る要求と同じ意味である」と言われるとなんだか感慨深いような気がします。
近年の研究から犬は他の動物と比較して、人とのコミュニケーション能力が抜群に高いことが明らかになっているようです。
例えば、犬に比べて高い知能を持つと考えられるチンパンジーでさえ理解できない、人の視線や指さしなどのシグナルを犬は簡単に理解する、とのこと。
人と生活空間を共有してきたことで、人と暮らすことにおいて最適化していった動物とも捉えられます。
なんか犬ってすごいですね。
調べて思ったこと
今回この記事をまとめていてふと思ったのが、自分が思っている以上に犬って特別な存在なんだなと思いました。
日常を過ごしているだけでは感じにくいですが、いたる所で人間と犬との関係を研究していたり、歴史的な背景で接点があったり、調べれば調べるほど動物として特別な存在なんだなと思いました。
犬について知識的に理解した上で一緒に暮らしていくことで、また違った犬との暮らしを味わえるのではと感じています。
コメント